奈良県議会議員 ふじの良次 
生活者の視点に立った地域づくり―新しい奈良県への挑戦!

トップページ
メッセージ
プロフィール
政策・NEXT16
活動報告
議会報告
リンク集
ご意見

ふじの良次Facebookページ

民主党

奈良県

議会報告

[委員会]平成28年 9月定例議会「予算審査特別委員会・総括質疑」

国民文化祭・障害者芸術文化祭について
【問】
国民文化祭・全国障害者芸術文化祭についてお聞きします。
これは来年開催されるものでありますが、今現在ロゴマークについて焦点があたっているということです。本来国民文化祭の全体像がやはりクローズアップされなければならないと思っています。
それと同時に、やはりこの国民文化祭と全国障害者芸術文化祭が初の同時開催ということを奈良県が全国的にアピール発信しなければならないと思っています。奈良県は障害者雇用につきましても雇用率が2.4%と全国で3位ということですし、今年の4月1日に「奈良県障害のある人もない人もともに暮らしやすい社会づくり条例」が施行されて、様々な取組も既に行われているところであり、私は奈良県というのは障害を持つ方にやさしい県だという思いのもとで、常々発信をしているところでありますから、この同時開催は大変意義のあることではないかと思っています。
そこで、ぜひとも知事の同時開催の意義も含めて、所見を伺いたいと思います。

【知事】
ロゴマークは問題になりましたが、ロゴマークは大変高尚なものであったというのが私の感想です。
奈良県が初めて取り組む国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭は、一体開催で取り組むことが奈良県の精神をよく表していると思っているところです。
文化庁主催の国民文化祭の会議が年1回あり、開催地である奈良県は3年前から参加し、2年前、1年前も参加しましたが、先日参加した会議の一番の焦点は、国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭の一体開催でした。芸術版のパラリンピックをどのように開催するのかといった感じで、委員の方々も非常に関心が高いこともわかりました。
今までは、同時開催であっても違う場所での開催であったり、同じ場所であっても時期が違ったりして、場所と時期が全く一緒であるのは奈良県が初めてになります。それで一体開催と言っています。例えば、オープニングは一つとし、一緒にすることとにしています。そのコンセプトから関心を持たれております。
全体像としては、プレイベントも実施し、一体開催のアイデアはいくつもありますが、障害者が参加される意味では、実際に芸術作品を触ってもらうとか、新しい鑑賞の仕方や参画について、全体の中で提示できればと思っています。
それと健常者と障害者が同じ芸術を楽しむ場を作る、場の一体化がとりわけ大事であると思っているところです。
文化庁の会議で、複数の委員から、奈良県にはいろいろ社寺があるから、社寺の場所をお借りして、芸術展開ができれば良いのではとご意見をいただきました。社寺の場所利用も大いに考えて、奈良県らしいユニークな取り組みができればと思っています。案ができましたらお諮りして、ご検討賜りたいと思います。

【要望】
今後、同時開催という思い、全体像も含めた様々な取組、例えば知事が述べられたような社寺を活用した取組も、県内外へ大いに発信していただきたい。啓蒙啓発をしっかり行っていただきたいとお願い申し上げて、これで終わります。


近鉄郡山駅周辺地区のまちづくり連携協定について
【問】
近鉄郡山駅周辺地区のまちづくりに関する基本協定及び基本構想について、午前中に部局に対して質問を行い、県全体の進捗状況と共に近鉄郡山駅周辺地区の今後の方向性あるいはスケジュールについてお聞きしました。
改めて言いますと、知事が押し進めている奈良モデルをまちづくりに当てはめているところについて、私が評価するのは、今までは市町村が国の支援を得て独自でまちづくりを進めていましたが、県が市町村と対等の立場で協働してまちづくりを進めるということで、県の財政支援、あるいは県有地の活用と言ったことも含めて積極的に行っていただいています。これは非常に市町村にとってもありがたい話でありますし、我々としても非常に歓迎をしているところであります。
近鉄郡山駅周辺については、2年前に市との包括協定、そして8月末に市と県で基本協定、そして基本構想ができあがりました。この9月30日に市民に対して報告会も郡山城ホールで行われました。住民の方は非常に関心が高い取り組みであります。
午前中にも部局に申し上げましたが、やはりスピーディーさが大切であろうという風に訴えました。この基本構想の最後のページに、まちづくりの推進にあたってということで、地域と行政が協働で進めるまちづくり、そして郡山大好きのマインドを育てる、そして最後にまちづくりを支える基盤のスピード感を持った整備ということで、当然住民の様々な意見・思いを適用しながら、このまちづくりを進めるということでありますが、やはり一定のスピード感をもって進めていかなければいけません。なぜかというと私この近鉄郡山駅周辺の整備というのは最後のチャンスであると捉えています。今までこの地区の整備は何度かあがりましたが、全て頓挫しています。やはり地域住民の協力が必要ですし、やる気とスピードが非常に大事だと考えています。この基本構想に対する感想及び所見についてお伺いします。

【知事】
奈良モデルのまちづくりは県がスキームを作って、その上でまちづくりのアイディア作りにも県が参画出来るようになっているというのが大きな特徴であります。今までまちづくりは市町村がやることになっていて、県はあまり意見を言わない立場、あるいは対等な立場でありました。郡山などでは、県のアイディアが出ると、それを軸に地元と市で考えていこうということが起こっています。三輪神社の参道などではアイディアがまとまりつつあります。
郡山は、今の段階は、近鉄の駅のホームを今の矢田筋の南から北へ移すといったところまではだいたい案が固まって、当事者である近鉄も賛同して、郡山市も賛同して、地元の住民に説明したら、基本的にはOKで、反対する人はいないということです。その次の課題である、移したとき踏切をどうするのか、また矢田筋あるいは西のほうから駅前広場のある東側へどのように、出来れば立体交差で移せるのか、狭隘な空間ですので立体高架化というダイナミックなことはなかなか難しいけれど、踏切の数を1つでも減らすことができないかといったことを検討しています。県もアイディアに参画出来るということなので、県のアイディアを提示しなければいけない段階であります。1つの考えに基づいて検討を深めていますが、県のアイディアをできれば年内に、遅くても年度内に市と地元に提示できればと考えています。その一番大きなものは、矢田筋の踏切をどうするのか、立体交差出来るのか、踏切を存置して負荷を軽減し、駅を北に移すことにより、周りの交通が良くなるという案か、地元にとって一番ベストの案と考えるものを提示して、それを軸に市と地元が検討して貰わなければならない段階に入っています。案の内容自体には責任を持たなければならないので、それが可能かどうかフィジビリティについて今詰めて貰っているところです。
城下町のコンセプトをどのように活かすのか、郡山の課題だと思いますが、近くの伊賀上野市の伊賀上野城、藤堂高虎が作ったお城として有名ですが、駅があって、その通りが非常に良い通りがあります。伊賀上野城の駅前のようなダイナミックな駅前は作れないと思いますが、今できる限りの資源を利用して、城下町、大和郡山の良い案が出来ないか、出来るだけ早く提示をして議論したいと考えています。

【問】
構想策定報告会で、上田市長から、「あの周辺は下町でいいんだ、ごちゃごちゃ感があっていいんだ」とおっしゃられました。この発言の意図は、城下町の活気を市長としては求められているのかなと私は勝手に推察しています。ごちゃごちゃ感は良いのですが、知事がおっしゃったとおり、踏切は安全面から考えたとき非常に危険箇所だと思っています。私が街頭演説をしている時に自転車と自動車の接触事故がありました。何回か危ない場面を拝見しています。歩行者、自転車、バイク、自動車全てが交差するところなので非常に危ないところであります。街の整備というのは当然行っていかなければいけないし、城下町の活気や観光客を誘致する、アクセスを含めた整備、基本構想の中に記載されており、それらの取組を非常に楽しみにしています。
その中でバリアフリーの観点からのまちづくりについても進められていましたが、従来は区画整理をして、アクセスを整備して、施設を整備してそれで終わりのまちづくりが、バリアフリーのことも考えながらその観点でのまちづくりということ。今回の近鉄郡山駅周辺のまちづくりのなかで取組として評価しているのは、公共交通を活用して、近鉄郡山駅からコミュニティバス、また郡山ではまだ実施されていないが乗り合いタクシーなど、こういった公共交通を活用するまちづくりを、また違った観点で楽しみにしています。この観点について知事の考え方や思いをお聞かせください。

【知事】
近鉄郡山駅周辺で矢田筋の踏切が大きな課題であります。その矢田筋自身もどのようにするのか。今駅前が混雑している要因は、矢田筋に車が入っていることです。基本的な考え方は矢田筋への車の進入を止めるというのが1つ大きなポイントであります。矢田筋は4車線の都市計画道路で、都市計画の構想はまだ潰れていませんが、それをやめて歩行者中心の街路にしようと考えています。県道の街路なので県がバリアフリーを、他にも無電柱化や溝に蓋をするという課題が、県道なので県に役割がまわってきます。その際にJR郡山駅と近鉄郡山駅を結ぶ矢田筋をコミュバスで繋ぐような策はないのかというのも1つです。ある地域でコミュバスだけが走っている、あるいは緊急車両、タクシーが走っている、あとは歩いていける街というのが城下町の大きな特徴です。複雑な街なみがネックとなっていますがそれを逆にとって、分かり難い街を歩くと楽しいといった城下町に変えるというのが基本的なコンセプトになると思います。
公共交通に関しては、この地域を取り分けJRと近鉄を結ぶコミュバスというのが、高齢者がいてもコミュバスで基本的なところは移動できるということになれば、大変便利な街になると思います。通過交通をなくす、とりわけ進入自動車をどれだけなくせるか、街の人の同意がいるので大きな課題だと思っています。


教育委員会の機構改革について
【問】
教育委員会の機構改革について、教育委員会にお聞きし、教育長から直接機構改革についての教育長の考え、思いをお聞ききしました。
教育長は、体力・学力の統計データを処理するときに、それぞれの課だけで対応するのでなく、相関も考えれば、部局の横断、連携も含めて必要なことであると。また、実学や就学前教育を進めていくには幼稚園、保育園との連携、実学については、大学との連携、この連携というものが教育の中では大切であるということも申し述べておられましたし、また、行政内の様々な連携も図りながら、教育の充実を図るために教育政策推進室というものを有効に活用したいとの答弁でありました。私は、まさしく連携なり、情報の共有が今後大事になってくると思っています。
しかしながら、すべてにわたって予算がつきものであり、取組にいたってはやはり知事部局の教育支援が欠かせないと思っています。当然予算も伴ってくる様々な教育課題に対して、また解決に向けた取組や充実に対して、最高責任者である知事の見解をお伺いしたいと思います。

【知事】
教育振興の取り組み方、教委における推進室の設置についてのご質問ですが、教育振興大綱は知事が主体的に策定できる初めての教育政策参画だと思っています。
今までは教委が主導して地域の教育問題を解決するということでありましたが、主導といっても義務教育が中心で、私学や大学はその中に入っていません。保育、幼保の関係は教育委員会の外でありました。教育にみんな関係するわけですが。県立大学はむしろ知事部局と分かれていました。それを一緒にしようということで、県の部局が教育振興課を作って、一緒にしようというのがやっとスタートして数年になります。
今度の教育委員会の推進室も県の教育振興課と2つの中心地で、奈良県の教育振興大綱ができたので、その実行という大きな役目があります。
教育委員会は、義務教育中心に色々なことを改善してもらいたいと思いますし、教育全体について意見が出てくればそれは幸いです。そのような組織の中で、奈良県教育振興大綱の中心課題は今の時代ですので、実学教育、それといじめなどが出ていますが、就学前から生きる力が強くなる、メンタルも体力的にも強くなる教育が若年からしなければいけません、義務教育がはじまってからできるのではなく、前からしなければいけません、就学前教育が大きな課題になっています。それと、奈良県における私学の役割をちゃんと確立すること、特殊教育、障害者の生涯にわたる教育、学校にいる間は子供もなんとなく居場所がありますが、卒業すると居場所がなくなる、これは学校だけの責任なのか、学校は放り出したらいけない面があります、生活と社会との接続をしているということでの学校の在り方はどうなのか、というようなことが検討課題の中心にあると思います。
教育振興大綱の実践ということで、教委が「組織を強化してやる」と言ってくれましたので、それをひとつの軸として進めさせていただきたいと思っています。

【要望】
当然、様々な教育的課題、いじめ、不登校、学力、規範意識の低下などが叫ばれていますが、いわゆる近畿府県レベルでも例えば人員配置が少ないという部分も若干あります。カウンセラー等の設置などがまだまだ奈良県が不足していることもデータで現れています。こういったことについては、予算が伴うので、今、様々な県政における予算配分は承知をしていますが、ぜひとも教育的予算というのにもしっかりと重視しながら取り上げていただきたいと思います。

前のページへ戻る